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ホタル保護指導員講習会

 この土日、新潟県ホタルの会が開催するホタル保護指導員講習会に参加しました。事務局を越路町にある朝日酒造がやっており、受講者は30人くらいでした。大部分の人たちは地域で実際にホタルの保護に取り組んだり、取り組もうとしている人たちで、分水町や川口町から大挙して参加していました。珍しいところでは、裏磐梯のペンションのオーナー、老舗旅館の従業員の方などホタルと観光を結びつけようとのねらいを持って参加している方もおられました。
 講習の中身は、期待していたホタルの保護活動や生態、飼育方法などのお話はほとんどなく、新潟県における環境問題と具体的な数字、河川におけるホタルの生息状況と一緒に見られる生き物の話、里山再生、水環境と水質調査など広範に渡るものでした。でも、これでは、聞かれてもホタルの説明はできませんね。自分で勉強しろということらしいです。
 講習会の一番最後は、横須賀市自然・人文博物館の大場信義先生の「パプア・ニューギニアのホタル」についての講演でした。これは今年初めにNHKの不思議大自然で放映されていますが、先生の講演はすばらしいものでした。地球の奇跡ともいうべき1万匹ものホタルの木が、人間の経済活動によって探すのも困難な状況になり、そしてそれはもう決して元には戻らないということ。ホタルの木1本の保護ではなく、そこに集うホタルを守るためにはホタルを育む広大な面積の森林が必要なこと。ホタルの木にはホタルを模した多くの種類の昆虫が生息しており、進化の脅威があること。結局ホタルの保護活動は、ホタルそのものだけでなく、環境そのものを修復、維持する活動になることなどが良く理解できました。この講演だけでも参加した意義がありました。
 夏の夜、ほのかな光にロマンを求めて、夜のホタル観察に出かけましょう!

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